60年代から80年代後半までに絶頂期を迎えていたKINGS ROAD。ヒッピー時代前夜の炸裂したサイケデリックとモード、その後それらを一掃するTEDDY BOYS。そして新勢力のPUNK,NEW WAVEと続く。もちろんMODSもSKIN HEADSもみんなたむろした。現代若者文化の基盤となったカウンターカルチャーは、この全長3.2kmに及ぶイングランド国王、チャールズ2世の私用道路だった場所で繰り広げられていた。ギラギラした不良とアーティスト、全世界から訪れる観光客と野次馬達、様々な人種がごった返したアナーキーな通りだ。1%13はその時代の側面を生み出した” 道路 ”に敬意を表して、限りなくスーベニアTシャツに近い悪趣味な偽物として、このデザインをリリースする。しかし不必要に深いディティールとプリント技術の限界により生み出されたこのTシャツは本国イギリスでは生まれる事の無い深い思いが込められている。
白ボディに極めて黒に近いグリーンからアップルグリーンへのグラデーションはダヴハウスストリートで見られる木々の緑をイメージ。その昔、多くのアウトサイダー達はここのベンチに座り何を思ったのであろう?