革パン、金髪、ガンベルト。間違いなくコリンを彷彿させるせる必須アイテムだ。20世紀末、名古屋、今池ハックフィンでの " SDSラストライブ " では、革パンの上に ”too fast to live too young to die" のパンツを履いていた。ガキの頃から好きだったGBHと輪廻転生するロックンロールへの最高のオマージュとして下衆な下半身から送るものだった。そうロックンロールは腰が大事だ。デビュー当時、和製GBHと言われていたCITY INDIANのベレーに、JOCKに交換してもらったフライングVでVIVIANT ROCKのフレーズを弾いてもらった事を、死ぬまでオレは忘れない。あまりに完成され過ぎていて追従するフォロアーを今だ生まない、両者ともオレにとって最高のパンク/ロックンロールだ。
" GBH " 表記になって随分と年月が経ってしまっていたのだが、個人的には ”CHARGED " 表記に異常な魅力を感じるお年頃。噂では、”つけてはいけない”と言った本当か嘘か解らないようなデマもあり、一時は製作進行を躊躇もしたのだった。しかし最悪ダメもとでも良いと、時間を見つけては、コツコツとデザイン製作を行なっていた。国内版のアナログレコードと国内リリースの資料をもとに、国産マテリアル中心を意識して構築されたこのデザインは、安直なブートTシャツに対しオフィシャルリリースのプライドの名の下に、真っ向から対峙するよう完成された仕上がりになったと自負している。これは偽物では無い!!本物なんだ!!!!" 襲撃 "の文字はもちろんあの名作ビデオ " LIVE AT VICTORIA HALL, HANLEY " VAPビデオの背表紙からのスキャニングである。タブロイド誌 ”SUN” のような雰囲気を構成ベースに、点描処理、ずらし作業、デザインエンドのぼかし処理等、思いつく限りのアイデアを手作業で行い、更にコンピューター処理をかけた。シンプルな着地に異常な手間と愛情を注ぎ込んだデザインである。構成要素にどうしても必要だった右下のドクロだけは86年リリースの " CHARGED " が取れた最初の作品 " Oh No It's GBH Again "(しかし、WILFは在籍しているのだ) からだが、それ以外は完璧に "CHARGED GBH" 期の物である。”no survivors”は1st ep、”sick boy”は2nd ep、3個の点、そして最後のスカルは7th epのバックスリーブ。また" leather bristres, no survivors ~ " 12 inch ジャケのタイトル文最後の文面でもある。 襲撃 ~ 生存者無し 。そして sick boy 達 … 死(カバラの数字7の意味する物は?)コラージュされたキーワードは2012年、再び新たな襲撃を予感する。
ボディカラーはホワイト。黒プリントを基軸に赤、紫、黄緑を採用。水性顔料インクで仕上がりの発色を考え調整されている。
今なお現役で最前線に立つGBHと、すべてのJAPANESE PUNKSに捧ぐ