金型の製作を依頼してからもなお、なかなか思うように製作が進行せず、無駄に待っている時間がもったいないので有り物のサングラスでカラーテストを行ない、先行して現在のべっこう色を作ったカラーテストサンプル。
他にも数種類のべっこう色のサンプルが存在するのだが最も発色が良く、イメージに近い配色だったのがこのサングラスとなる。クラッシックなシャネルやグッチの色調に近い塗装である。サンプルとはいえ、非常に良い色に仕上った為、永久保存に至るのだが、70年代的なスクエアサングラスは、最終的に有りもの特有の”ごく普通なカタチ”でしか無い為、茹でてカタチを修正してみた。しかし材質が硬い素材だった為、思うように曲がらず、結果”炙り”に至った。ヘッダー写真をよく見ると、少しシワが出来ている事が伺える。