古き良きアメリカの悲哀が漂うモーテルキーホルダー。そのロールを続ける名も無きホテルキーホルダーと、高級ブティックのショーケースに、静かに並ぶ、オカルティックなレザーノベルティ。そんなイメージをベースに、ロンドン市内の何処にでもあるようなスーベニアショップに今日も並ぶ “ お土産品 “ に仕立て上げた、このマルチコネクトキーホルダーは、14歳の時手に入れた、原宿 “ HIGH - HEELED “ のプラスチックキーホルダーからのアイデアだ。その当時、オレの小遣いでは、せいぜい頑張っても小物ぐらいしか買えなかったそんな中学生時代、小銭をかき集めて手に入れたちっぽけな原宿ハイヒールのプラスチックキーホルダーは、手に取る多感なミドルティーンによっては、アトミックロックンロールを発信する、奇跡のプラスチックに変わり、2015年においては、このアイテムのリリース原案となった。また、日本のロックンロール文化においては、最近、現存数が激減してきている、1980年代に起きた国産音楽文化衣料の歴史と影響を今に伝える非常に重要なオブジェクトとなっている。それは今後、音楽文化において貴重な文化遺産に成ってゆくだろう。そんな背景からこのデザインは動めき始めた。キーホルダーの原案は、古着屋等で良く販売されているアメリカ製の塩化ビニールでできた物だ。別段変わった物でもない。しかし、これを日常的に使用するには、実用的にも完全なるルームキーホルダーの為、腰に下げるにはサイズが大きく、バランス感が1%的にちょっと違うと判断。ロックンロールキーワードとなる “ 原宿サイズ “ を基本に、次世代的に整合し、今回も渦巻く思考の中、究極の “ ソレ “ に向かって時間をかけて準備を行っていった。
使用皮革は、同時発表となる “ お土産リストバンド “ と同じ、スーベニアアイテムには間違っても使用されない、超高級イタリア産の牛皮革 “ ブッテーロ “ を使用。個体としての十分な品格をここに提示する。経年変化による表情、質感を楽しんでもらいたい。グラフィックの印字には、箔押し方法を採用し(金、銀、白)、国内最高水準の技術を基に、1%13の表現側面を意識的にここに示す。使用するボールチェーンの長さも13cmに設定。格安品と超高級品の交錯を見せながら、今回も有り得ないコンテンツと方向性で、イメージは具現化に向かう、、、、
プリントデザインに起用したオリジナルグラフィックは、多くの物事がデータ化されてゆく現代に、生々しくも高次元、高濃度で挑む異端空間、“ PARADISE GARBAGE “ と、昨年、原宿で行ったゲリラエキシビジョン “ SQUAT ’N’ ROLL “ そして、今年1月にギグスタイルにエキシビジョン&ラウンジを組み込んだ “ INTO THE ANOTHER “ の、3タイトルを選択した。実際に起動した次世代パンクを、このレザーキーホルダーに記録、永久保存する。もちろん、ここまでの話はサイドトラックのボーナスエピソードでしかなく、アイデア次第で何にでも変化するマジックプレート、1%13 MOTEL KEYHOLDERを各個人で楽しんでもらう事が、この出来事の最重要課題なのである。
新ロゴ+1%ドクロでは、映画 “ Rock ’ n ’ Roll Swindol “ の中で、sex pistolsのギター、スティーブジョーンズが “ LONELY BOY “ を歌い、素っ裸になってポールの車に飛び降りるその数分前、部屋に向かうスティーブを追うカメラに一瞬映る、SM部屋のスパンキングルーム、 “ ルームナンバー8(ギターでオヤジが叩かれる部屋/セルナンバー8では無い)” 。その扉を開けるルームキーに垂れ下がる、忌まわしきキーホルダーは????と言った馬鹿馬鹿しく、ややこしいイメージを盛り込んだ。もちろん、こちらも基本、お好みのイメージ、アイデアで外部入力が可能。アイデア次第で無限の広がりを持つ事をここに約束する。
21世紀に残すべきリアルなアクションと事実、可能性、そして馬鹿馬鹿しいメッセージ。ちっぽけなパンクショップスーベニアアイテムからロンドン、パンク、ロックンロールを見いだす事が出来る新世代ロックンロールには、必ず未来が訪れる!!!